
シンVPSの大容量メモリプランとは、メモリ容量を重視したい人のためにリリースされたサーバーです。
従来のプラン(スタンダードプラン)と比べるとストレージ容量がかなり少ないですが、最大64GBメモリのサーバーまで用意されています。
スタンダードプランと比べて料金もかなり安くなっており、申し込みやすくなっています。
- 最大64GBメモリのプランまで申し込み可
- ストレージ容量が50~100GBと少ない
- 従来のプランよりも費用を抑えられる
シンVPSの大容量メモリプランを検討されている方は、ぜひチェックしてください。
VPSではなく、レンタルサーバーをお探しの方は、シンレンタルサーバーを検討してみましょう。
目次
大容量メモリのサーバーを利用する理由は?
大容量メモリのサーバーを利用する理由としては、4つ考えられます。
- 高速かつ安定した動作
- 高負荷アプリケーションの安定稼働
- 複数サービスの同居が可能
- 快適な運用が可能
高速かつ安定した動作
メモリ容量が多いと、一度に処理できるデータ量が増えます。

そのため、サーバーの処理速度の大幅な向上を期待できます。
特に複数のアプリケーションを同時に動かす場合や大規模なAPIサーバー、大規模なデータ処理を行う際に効果を発揮します。
結果として、Webサイトの表示速度やレスポンスが改善し、ユーザー体験も向上します。
高負荷アプリケーションの安定稼働
機械学習、動画編集、ビッグデータ解析など、メモリを大量に消費するシステムは、大容量メモリでないと動作が不安定になることもあります。
メモリ不足が原因でアプリが強制終了したり、スワップが発生して処理速度が極端に低下するのを防げます。
複数サービスの同居が可能
1台のサーバー上で複数のWebサイト、アプリケーション、データベースなどを動かす場合、それぞれが一定量のメモリを必要とします。
大容量メモリなら、それらを同時稼働させても余裕を持って運用可能です。
快適な運用が可能
事業やサービスの成長とともに、アプリケーションの規模や利用者も増加します。
そのため、最初から大容量メモリを選んでおくことで、メモリ不足によるパフォーマンス低下の心配が減ります。
また、リソース不足による頻繁なサーバー移行やリソース追加の手間を減らせます。
シンVPS 大容量メモリプランの料金・スペック
まずは、シンVPS 大容量メモリプランの料金・スペックをチェックしてみましょう。
大容量メモリプランの料金・スペック
1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
容量 | 30GB | 50GB | 50GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
vCPU | 1コア | 2コア | 3コア | 4コア | 6コア | 8コア | 12コア |
初期費用 | |||||||
1ヶ月 | 540円 | 750円 | 1,300円 | 2,500円 | 4,900円 | 12,001円 | 24,000円 |
12ヶ月 | 480円 | 720円 | 1,200円 | 2,300円 | 4,500円 | 11,000円 | 21,200円 |
24ヶ月 | 420円 | 710円 | 1,090円 | 2,101円 | 4,100円 | 10,400円 | 20,100円 |
36ヶ月 | 325円 | 690円 | 980円 | 1,900円 | 3,700円 | 9,801円 | 19,000円 |
支払い方法
支払い方法として利用できるのは、「クレジットカード決済」と「プリペイド決済」の2つです。
プラン(サーバー)選びのポイント
大容量メモリプランでは、1GB~64GBまでの7プランが用意されています。
プランを選ぶ際には、以下の2点について意識しておきましょう。
- メモリ容量の目安を把握する
- 予算と相談する
メモリ容量の目安を把握する
まずは、自分の利用目的に応じて必要なメモリ容量を見極めましょう。
一方、データベースや解析処理、機械学習なら16GB以上のメモリが望ましい場合もあります。
といった感じですね。
予算と相談する
大容量メモリプランは、スタンダードプランと比べるとかなり安いです。
ただ、メモリ容量が大きくなると、やはり費用はそれなりに高くなります。
そのため、予算内で最適なスペックを選ぶことが大切で、無理に高スペックにせず、自身に必要な性能を見極めましょう。
大容量メモリプランと従来プラン(スタンダードプラン)との違い
大容量メモリプランは、2025年に入りシンVPSが新しくリリースしたサーバーです。
それまで提供されていたサーバーはスタンダードプランという名称になり、利用者は必要な環境を選びやすくなりました。
大容量メモリプランとスタンダードプランの違い
大容量メモリプランとスタンダードプランの主な違いは、こちらになります。
大容量メモリプラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|
メモリ | 1GB~64GB | 512MB~32GB |
ストレージ容量 (NVMe SSD) | ・1GB:30GB ・2GB:50GB ・4GB:50GB ・8GB:100GB ・16GB:100GB ・32GB:100GB ・64GB:100GB | ・512MB:50GB ・1GB:100GB ・2GB:150GB ・4GB:200GB ・8GB:400GB ・16GB:800GB ・32GB:1,600GB |
月額利用料金 (12ヶ月契約時) | ・1GB:480円 ・2GB:720円 ・4GB:1,200円 ・8GB:2,300円 ・16GB:4,500円 ・32GB:11,000円 ・64GB:21,200円 | ・512MB:700円 ・1GB:900円 ・2GB:1,600円 ・4GB:3,201円 ・8GB:6,400円 ・16GB:12,800円 ・32GB:25,600円 |
vCPU | 1~12コア | 1~12コア |
vCPUに関しては、どちらのプランも同じです。
大容量メモリプランとスタンダードプランの大きな違いは、以下の3つになります。
- メモリ容量
- ストレージ容量
- 利用料金
例えば、1GBのサーバーで比べると、大容量メモリプランはストレージ容量が30GBなのに対し、スタンダードプランは100GBとかなり多いです。
ただ、その分、料金には倍近く差があり、大容量メモリプランはかなり費用を抑えて利用できそうです。
もし大容量メモリプランをお使いで、ストレージ容量が増える場合、画像などのデータを外部ストレージに保存するようにしましょう。
そうすることで、ストレージ容量を気にすることなく大容量メモリのサーバーを低価格で使い続けることができます。
大容量メモリプランがおすすめな人
大容量メモリプランは、メモリ容量が最大でスタンダードプランの2倍近くの違いがあります。
さらに、利用料金がスタンダードプランよりもかなり安く、メモリ容量によっては2倍以上の違いがあります。
そのため、大容量メモリプランは、大容量メモリの高性能なサーバーを費用を抑えて利用したい方におすすめです。

逆に、大容量メモリプランは、大容量のストレージが必要な方におすすめできません。
大容量メモリプランは、ストレージの容量が30GB~100GBと少ないため、画像などのデータ量が多いWebサイトなどの運営には不向きです!
スタンダードプランがおすすめな人
スタンダードプランは、大容量メモリプランと比べて、ストレージ容量が非常に多く、最大1,600GBのサーバーまで選択できます。
そのため、画像などを多く使用する大規模サイトの運営者にはスタンダードプランがおすすめです。
シンVPS 大容量メモリプランはこんな人におすすめ
シンVPSの大容量メモリプランは、上記でも説明したように、大容量のメモリを必要とするユーザー向けです。
そのため、具体的には、以下のような方におすすめします。
- メモリを大量に使うアプリケーションを動かす人
- アクセス数の多いWebサイトやAPIサーバーの運営を行う人
- データベースやキャッシュサーバーを自前で構築したい人
- 機械学習・AI・解析ツールの実行環境が必要な人
- 複数の仮想環境やコンテナを動かしたい開発者・エンジニア
- メモリを多く使う動画処理を安定稼働させたい人
シンVPS 大容量メモリプランはこんな人には不要
シンVPSの大容量メモリプランは、このような方におすすめしません。
- 小規模・アクセス数の少ないWebサイトを運営している人
- アフィリエイター
- 個人ブロガー
小規模なWebサイトやアクセス数の少ないWebサイトでは、大容量メモリだとオーバースペックになることもあります。
また、やはり、VPSは、アフィリエイトや個人ブログで使用するには、手間がかかります。
サクッと申し込んで使用できるレンタルサーバーを利用しましょう。
シンVPS 大容量メモリプランについてのよくある質問
スタンダードプランと比べて、大容量メモリプランは文字通りメモリ容量が大きく、処理性能や安定性に優れているのが最大の違いです。高アクセスのWebサイトやアプリケーション、大規模なデータベース処理などに適しており、より高負荷な運用にも対応できます。
メモリ容量が多いと、サーバー上で同時に処理できる作業量が増加します。たとえば、WordPressの高速化、キャッシュ機能の活用、大量アクセスへの対応、大きなデータベースの高速処理などが可能になります。パフォーマンス改善や安定運用に直結する重要な要素です。
シンVPSでは、オリジナル開発のコントロールパネルを提供しており、比較的使いやすい設計です。ただし、大容量メモリプランは主に中上級者向けです。OSやセキュリティ、バックアップなどを自分で管理する必要があるため、初心者の方は通常のレンタルサーバー(共用サーバー)を検討するのも良いでしょう。
通常のブログや企業サイトであれば、スタンダードプランでも十分対応可能です。ただし、アクセス数が多いWebサイトやWooCommerceなどの重いプラグインを多用するECサイト、多言語・多機能なWordPress運用には、大容量メモリプランを選ぶことで安定性と速度が格段に向上します。
はい、PythonやJupyter Notebookなどの開発環境を構築して使うことが可能です。大容量メモリは機械学習モデルの訓練や推論処理において重要なリソースなので、小~中規模なAI開発には十分対応できます。ただし、GPUが必要なケースでは別途クラウドGPUサーバーの方が適しています。
同等スペックで比較すると、大容量メモリプランは、ConoHa VPSやさくらのVPSよりも価格が抑えられているケースが多いです。さらに、全プランがNVMe SSD対応、初期費用無料、シンプルな料金体系という点でも高いコストパフォーマンスを実現しています。
シンVPSにはオリジナルのコントロールパネルが用意されており、OSの再インストール、バックアップ、SSHキー設定などもブラウザ上から簡単に操作できます。ただし、詳細なサーバー構成やアプリインストールはLinuxの基本操作が必要なため、基本知識はあった方が安心です。
はい、シンVPSではroot権限が付与されているため、任意のOS(提供範囲内)を選択可能で、好きなソフトウェアを自由にインストールできます。Docker、Node.js、Nginx、MySQLなども自身で構築可能で、カスタマイズ性の高さがシンVPSの魅力です。
シンVPSは、契約期間終了前でも管理画面から解約申請が可能です。シンアカウントにログイン後、「契約情報」メニューから解約の申請を行うことができます。
はい、シンVPSでは契約期間中でもプラン変更が可能です。シンアカウントにログイン後、「プラン変更」メニューから申請できます。上位プランへの変更はいつでも可能ですが、差額料金の支払いが発生する場合があります。
シンVPSでは、バックアップ機能を提供していません。ただ、イメージ保存機能をバックアップ機能として利用することができます。
シンVPSの大容量メモリプランでは、1ヶ月、12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月から契約期間を選択できます。ただし、最低利用期間が3ヶ月となっており、1ヶ月のみの利用は行えません。
シンVPSでは、無料お試し期間も返金保証制度も用意されていません。
最後に
シンVPSの大容量メモリプランとは、大容量なメモリが必要な方のためのプランです。
また、高負荷のアプリケーションやアクセス数の多いWebサイトも快適に運営できます。
メモリ不足は、処理速度の低下やサービス停止などの重要なトラブルにつながる可能性もあります。
サービスを快適に運営したい方は、シンVPSの大容量メモリプランの利用を検討してみましょう。