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【Ubuntu編】エックスサーバーVPSにFTPサーバー(vsftpd)をインストールする方法

【Ubuntu編】エックスサーバーVPS(Xserver VPS)にFTPサーバー「vsftpd」をインストールする方法

こちらのページでは、UbuntuサーバーにFTPサーバーをインストールする方法を説明します。
FTPサーバーにはvsftpdを利用します。

FTPサーバーは、FFFTPなどのツールを利用するには必須のソフトです。
特にWEB制作の現場では必須のツールなので、必要な方はインストールを行っておきましょう。

 

FTPサーバー(vsftpd)をインストール

vsftpdをインストール
# sudo apt-get install -y vsftpd

 

vsftpdのバージョンを確認
# sudo vsftpd -v

このようにバージョンが表示されれば、vsftpdも正常にインストールされたことになります。
インストールされたFTPサーバーのバージョン
「vsftpd: version 3.0.5」と表示されているので、現時点(2022.11.14)のバージョンは「3.0.5」のようです。

これでFTPサーバーのインストールが完了しました。
インストールまではサクッと完了するのですが、このあと「vsftpd.conf」というvsftpdのconfファイルの編集を行う必要があります。

vsftpd.confを編集

vsftpd.confの編集について説明します。
viコマンドでvsftpd.confを開いて以下のように設定を変更してください。

■vsftpd.confを開く

# sudo vi /etc/vsftpd.conf

 

vsftpd.confの編集内容
■IPv4をリスンする
listen=NO

listen=YES

■IPv6をリスンしない
listen_ipv6=YES

listen_ipv6=NO

■匿名ユーザのログイン禁止
anonymous_enable=YES

anonymous_enable=NO

■ファイルに変更を加えるFTPコマンドを許可する
#write_enable=YES

write_enable=YES

■マスク値の指定
#local_umask=022

local_umask=022

ファイルやディレクトリを新規作成・アップロードした時のパーミッションの初期値の設定になります。
「022」を指定した場合には、「ディレクトリ→755」「ファイル→644」というパーミッション設定になります。

■ディレクトリメッセージを表示しない.
dirmessage_enable=YES

dirmessage_enable=NO

■アスキーモードでの転送を許可
#ascii_upload_enable=YES
#ascii_download_enable=YES

ascii_upload_enable=YES
ascii_download_enable=YES

■ホームディレクトリより上位階層へのアクセスの設定
#chroot_local_user=YES
#chroot_list_enable=YES
#chroot_list_file=/etc/vsftpd.chroot_list

chroot_local_user=YES ※ホームディレクトリより上位階層へのアクセスを禁止
chroot_list_enable=YES ※ホームディレクトリより上位階層を参照できるユーザー設定
chroot_list_file=/etc/vsftpd.chroot_list ※ホームディレクトリ上位階層を参照できるユーザーを指定するファイル
allow_writeable_chroot=YES ※追記する

■ディレクトリごとの一括での転送を有効にする
#ls_recurse_enable=YES

ls_recurse_enable=YES

■「.htaccess」のような「.」で始まるファイルをFFFTP上から見えるようにする
force_dot_files=YES
を追加
※confファイルの一番下にでも追記しておけばOKです。

他の内容はデフォルトのままでOKです。

最後に「:wq」で変更内容を保存して抜けてください。

 

vsftpdを再起動

vsftpdを再起動して、vsftpd.confで変更した設定内容を読み込みます。

# sudo systemctl restart vsftpd

 

vsftpd.chroot_listを作成

ホームディレクトリより上位へアクセスできるユーザーを設定したい場合には、「/etc/vsftpd.chroot_list」にユーザー名を記述してください。

また、vsftpd.chroot_listを有効化した場合には、「/etc/vsftpd.chroot_list」がないと接続時にエラーが出ます。
使用しない場合でも、空で構わないので必ずvsftpd.chroot_listを作成するようにしてください。

# sudo vi /etc/vsftpd.chroot_list


「:wq」で保存して抜けてください。
これで、etcディレクトリ直下にvsftpd.chroot_listが作成されているはずです。

 

まとめ

こちらのページでは、OSとしてUbuntuを利用されている方向けに、FTPサーバー(vsftpd)のインストール方法をまとめました。

WEB制作などでよく使用するFFFTPを利用する場合などには、FTPサーバーをインストールしておかないと利用することができません。

FTPサーバーを利用しなくても、サーバー上にファイルをアップロードできるツールはいくつかあります。
ですが、FFFTPを利用する場合には必ずFTPサーバーのインストールまで行っておきましょう。

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