今回は、エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの違いを説明します。
この2つのレンタルサーバーの違いが気になる方は、ぜひチェックして下さい。
因みに、同じ共用サーバータイプのレンタルサーバーですが、運営元が異なります。
エックスサーバーは、エックスサーバー株式会社が提供するレンタルサーバーです。
シン・レンタルサーバーは、シンクラウド株式会社が提供するレンタルサーバーです。
その為、両サーバーには、技術的な大きな違いはなく、共に高スペックなレンタルサーバーになっています。
因みに、エックスサーバーとシン・レンタルサーバーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてチェックしてみましょう。
目次
エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの主な違いは4つ
エックスサーバーとシン・レンタルサーバーは、共に高スペックでKUSANAGIを搭載している高速なレンタルサーバーです。
また、サーバーのコントロールパネルもエックスサーバーをベースとしており、操作性もよく似ています。
そのエックスサーバーとシン・レンタルサーバーの主な違いは4つです。
- 料金プラン
- リザーブドプランの有無
- 独自ドメイン永久無料特典
- アダルトコンテンツの取り扱い
他にも細かい違いはあります。
ですが、この4つの違いを押さえておけば基本的にOKです。
それでは、各違いについて詳しく見てみましょう。
料金プラン
エックスサーバーが料金プラン数3つなのに対して、シン・レンタルサーバーでは4つの料金プランを提供されています。
契約期間に関しては、共に3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月から選択することができます。
今回は、3ヶ月、12ヶ月、36ヶ月契約の場合の月額料金を比較してみましょう。
3ヶ月 | 12ヶ月 | 36ヶ月 | ||
---|---|---|---|---|
エックスサーバー | ||||
スタンダード (300GB) | 1,320円 | 1,100円 | 990円 | |
プレミアム (400GB) | 2,640円 | 2,200円 | 1,980円 | |
ビジネス (500GB) | 5,280円 | 4,400円 | 3,960円 | |
シン・レンタルサーバー | ||||
ベーシック (300GB) | 990円 | 880円 | 770円 | |
スタンダード (400GB) | 1,980円 | 1,780円 | 1,540円 | |
プレミアム (500GB) | 3,960円 | 3,560円 | 3,080円 | |
ビジネス (600GB) | 7,920円 | 7,120円 | 6,160円 |
シン・レンタルサーバーでは、ベーシックプランから用意されており、比較的お手頃な料金設定の料金プランを利用することができます。
シン・レンタルサーバーの方が価格を抑えてサーバー利用を開始できますね!
それでは、次に両サーバーの各料金プランの容量とスペックを比較してみましょう。
容量 | メモリ | CPU | ||
---|---|---|---|---|
エックスサーバー | ||||
スタンダード | 300GB | 8GB | 6コア | |
プレミアム | 400GB | 12GB | 8コア | |
ビジネス | 500GB | 16GB | 10コア | |
シン・レンタルサーバー | ||||
ベーシック | 300GB | 8GB | 6コア | |
スタンダード | 400GB | 12GB | 8コア | |
プレミアム | 500GB | 16GB | 10コア | |
ビジネス | 600GB | 20GB | 12コア |
同じ容量・スペックである"エックスサーバーのスタンダードプラン"と"シン・レンタルサーバーのベーシックプラン"の料金を比較してみましょう。
例えば、12ヶ月契約にすると、エックスサーバーのスタンダードプランが月額1,100円になります。
それに対して、シンレンタルサーバーは月額880円となり、200円以上も安くなります。
つまり、同じ容量・スペックであれば、エックスサーバーよりもシン・レンタルサーバーの方が安いということが分かりますね。
リザーブドプランの有無
シン・レンタルサーバーでは、通常の4つの料金プランに加えて、リザーブドプランも用意されています。
例えば、通常プランだと、仮にメモリ8GBを割り当てられていても、混雑時などはそんなに使えません。
つまり、リザーブドプランは、通常プランと比べて他利用者の影響を受けにくく、WEBサイトの表示も安定しています。
エックスサーバーではリザーブドプランが用意されていないので、この点も両サーバーの違いの一つになります。
独自ドメイン永久無料特典
エックスサーバーにもシン・レンタルサーバーにも、独自ドメインを永久無料で利用利用できる特典が付いています。
ただ、エックスサーバーは最大2個まで永久無料なのに対して、シン・レンタルサーバーでは1個のみ無料となっています。
正直、1ドメインのみ無料でもかなり嬉しい特典です。
ですが、この永久無料で利用できるドメイン数の違いも両サーバーの違いです。
アダルトコンテンツの取り扱い
エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの最も大きな違いが、アダルトコンテンツの取り扱いについてです。
エックスサーバーがアダルトコンテンツの公開を禁止しているのに対して、シン・レンタルサーバーでは許可しています。
つまり、シン・レンタルサーバーではアダルトサイトの運営が可能になっています。
エックスサーバー | シン・レンタルサーバー | |
---|---|---|
アダルト利用 | × | 〇 |
詳細 | アダルトコンテンツの公開は禁止です。 ただし、風俗店やアダルトグッズを取り扱うコンテンツ、同人系コンテンツの運用自体は許可されています。 | 法に触れるコンテンツ(無修正・児童ポルノなど)や公序良俗に反するコンテンツの公開は禁止されています。 |
エックスサーバーのアダルトコンテンツの取り扱いについては、以下の記事も合わせてチェックして下さい。
エックスサーバーをおすすめする人
エックスサーバーをおすすめするのは、やはり安定性を求めている方です。
エックスサーバーは運用実績も豊富で、シン・レンタルサーバーよりも安定したサーバー利用を期待できます。
シン・レンタルサーバーをおすすめする人
シン・レンタルサーバーは、エックスサーバーよりも革新性を売りにしたレンタルサーバーです。
新しい技術や仕組みなどを積極的に取り入れており、最新のサーバーを利用したい方におすすめです。
また、以下の方には、エックスサーバーよりもシン・レンタルサーバーをおすすめします。
- コストを抑えてサーバーを利用したい
- アダルトサイトの運営を行いたい
コストを抑えてサーバーを利用したい
同容量・スペックのプランを比較すると、シン・レンタルサーバーの方がかなり安いです。
その為、コストを抑えてサーバーを利用したい方には、シン・レンタルサーバーをおすすめします。
→ 料金プランの違いをチェックする
アダルトサイトの運営を行いたい
シン・レンタルサーバーでは、アダルトコンテンツの公開が許可されています。
その為、アダルトサイトの運営を検討されている方は、シン・レンタルサーバーを契約しましょう。
エックスサーバーでは、風俗店サイトやアダルトグッズなどの取り扱いサイトは許可されています。
ただし、性行為を連想させるような画像の掲載は禁止なので、これらのWEBサイトもシン・レンタルサーバーを利用するのがおすすめです。
まとめ
今回は、エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの違いを説明しました。
両レンタルサーバーには、技術的に大きな違いはなく、機能面や仕様面でもよく似ています。
ただ、シン・レンタルサーバーではアダルトコンテンツの公開が許可されています。
また、同じ容量・スペックで比較すると、シン・レンタルサーバーの方がかなり安いです。
エックスサーバーとシン・レンタルサーバーで迷われている方は、当記事も参考にしていただければ幸いです。
よくある質問
エックスサーバーではアダルトコンテンツの公開が禁止されています。ですが、シン・レンタルサーバーでは許可されています。他にも、料金プランやリザーブドプランの有無、独自ドメイン永久無料特典の内容も異なります。
同じ容量・スペックのプランで比較した場合、シン・レンタルサーバーの方が安いです。また、シン・レンタルサーバーにはベーシックプランが用意されており、低価格のサーバーから利用することができます。
いいえ。エックスサーバーがエックスサーバー株式会社が運営しているのに対して、シン・レンタルサーバーはシンクラウド株式会社が運営しています。ただし、シンクラウド株式会社は、エックスサーバー株式会社が設立した新しい会社です。