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【Ubuntu編】エックスサーバーVPSにApache(アパッチ)をインストールする方法

【Ubuntu編】エックスサーバーVPS(Xserver VPS)にApacheをインストールする方法

エックスサーバーVPS(Xserver VPS)を利用している方向けに、WEBサーバーとしてApache(アパッチ)をインストールする方法を説明します。
OSには「Ubuntu」を利用します。

WEBサイトの公開の為には、WEBサーバーは必須です。
もしエックスサーバーVPSにApacheをインストールする方法をお探しの場合には、こちらのページを参考にしてください。

 

WEBサーバーのポート(80と443)の接続許可

WEBサーバーをインストールする前に、まずはWEBサーバーのポート(80と443)の接続許可を行います。

80:HTTP通信を受けるポート番号
443:HTTPS通信を受けるポート番号(SSL通信)

 

ポートの設定方法はこちらのページを参考にしてください。
エックスサーバーVPSで接続許可ポートを設定する方法

このような設定になっていればOKです。
エックスサーバーVPSの接続ポート設定画面

Apacheをインストール

接続ポートの設定が完了したら、さっそくApacheのインストールを行っていきます。

パッケージを最新にする

最初にパッケージリストを最新状態にアップデートしておきます。
もし、既にアップデート済みの場合には、こちらの作業は飛ばして貰って大丈夫です。

パッケージリストのアップデートは、こちらのコマンドを実行してください。

# sudo apt-get -y update

 

パッケージに含まれるApacheの情報を確認

インストールを行う前に、パッケージに含まれているApacheの情報を確認してみましょう。

# sudo apt info apache2

パッケージに含まれるApache情報

「Apache 2.4.52」がインストールされるようですね。

 

Apacheをインストール

それでは、実際にWEBサーバーであるApacheをインストールしてみます。

# sudo apt-get install -y apache2

 

Apacheのバージョンを確認

Apacheのインストールが完了したら、一応、バージョンも確認しておきましょう。

# sudo apache2ctl -v


インストールされたApacheのバージョン

==========================================
Server version: Apache/2.4.52 (Ubuntu)
Server built: 2022-09-30T04:09:50
==========================================
と表示が返ってきたので、事前にパッケージをチェックした通り「Apache 2.4.52」がインストールされたようですね。

 

Apacheを起動

インストールが完了したら、Apacheを起動させておきます。

# sudo systemctl start apache2

 

ブラウザ上でWEBサイトを確認

これでApacheのインストールから起動まで完了です。

それでは、実際にブラウザ上でWEBサイトが表示されるか確認してみましょう。

VPSのIPアドレスをブラウザのアドレスバーに打ち込んでみてください。
このような画面がブラウザに表示されればOKです。
Apacheのデフォルトの画面

ただし、もしこのような画面が表示される場合には設定が上手くいっていない可能性があります。
サーバーのエラー画面
この画面が表示される場合には、まずはポートの設定を見直してください。
接続許可が設定されていない可能性が高いです。

 

mod_rewrite(.htaccess)を有効化

もし.htaccessを利用する場合には、mod_rewriteというモジュールが必要になります。

特に、WordPressを利用する場合には、パーマリンクの設定で.htaccessを必ず使用することになります。
.htaccessの設定が効かない場合にはmod_rewriteが無効になっている可能性があるので、その場合には有効化するようにしましょう。

mod_rewriteを有効化
# sudo /usr/sbin/a2enmod rewrite
Apacheを再起動
# sudo service apache2 restart

これで、mod_rewriteが有効化されました。

 

もし、これでも.htaccessを使用できない場合には、ホストの設定を見直してみてください。
例えば、AllowOverrideというディレクティブの設定が行われていない可能性もあるので、「AllowOverride All」を設定してみてください。

バーチャルホストの設定は、こちらのページをお読みください。

【Ubuntu編】エックスサーバーVPSでバーチャルホストを設定する方法

 

まとめ

今回は、OSとしてUbuntuを利用されている方向けに、Apache(アパッチ)をインストールする方法をまとめました。

Apacheは昔から利用されているWEBサーバーで、実績のあるミドルウェアになっています。
最近ではNginx(エンジンエックス)が主流になってきましたが、Apacheもまだまだ利用者の多い安定したWEBサーバーです。

もしWEBサーバーとしてApacheの利用をお考えの方は、こちらのページを参考にインストールを行ってみてください!

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