エックスサーバー(Xserver)では、CPUに「AMD EPYC™」を採用しています。AMD社が開発する高性能なCPUで、搭載メモリは"1.5TB"、vCPUコア数は"256コア"へと増強>されており、それにより、エックスサーバーは高速で安定的な運用が可能となっています。
今回は、エックスサーバーに搭載されているCPUについてまとめています。
エックスサーバーのCPUについて知りたい方や、WEBサイトが高速な理由を知りたい方は、当記事をお読みいただけると幸いです。
また、エックスサーバーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてチェックしてみましょう。
エックスサーバー(Xserver)"第4世代EPYC"を採用
エックスサーバーが高速で安定している理由の一つが、採用しているCPUにあります。
エックスサーバーでは、AMD社が開発する高性能なCPU「EPYC(エピック)」を採用しています。
それにより、高速で安定的な運用が可能になっています。
EPYCは、サーバーや組み込みシステムの市場をターゲットに開発されているCPUで、2021年には第3世代となるEPYCも販売開始されました。
さらに2022年11月には第4世代EPYC(開発コード名:Genoa)がリリースされ、エックスサーバーでも2024年に第3世代から"第4世代"へ切り替えられました。
従来のモノと比べて処理性能が約2.2倍にもなり(※2024年3月時点エックスサーバー調べ)、より高いパフォーマンスを期待できるようになりました。
メモリ・vCPUコア数も増強
さらに、2024年には、搭載メモリは1TBから"1.5TB"へと倍増、vCPUコア数も128コアから"256コア"へと増強しています。
それにより、より処理性能が向上し、並列処理にも強く、大量アクセス時でも安定した運用が可能となりました。
ただ、ここでまとめているメモリ・コア数は、ホストサーバーに割り当てられているモノです。
実際にユーザー(各アカウント)に保証されているメモリ・コア数ではないので、そこは間違わないようにしましょう。
ユーザーに割り当てられている(最低保証される)メモリ・コア数は、こちらです。
スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
---|---|---|---|
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
コア数 | 6コア | 8コア | 10コア |
料金 ※12ヶ月契約 | 月額1,100円 | 月額2,200円 | 月額4,400円 |
他社CPUとの比較
他社レンタルサーバーのCPUと比較してみましょう。
CPU | メモリ | |
---|---|---|
エックスサーバー | AMD EPYC(第4世代)vCPU256コア | 1.5TB |
Conoha WING | 非公開 | 非公開 |
ロリポップ! | 非公開 | 非公開 |
ミックスホスト | Intel Xeon 24コア48スレッド | 256GB |
カラフルボックス | Intel Xeon 28コア56スレッド | 512GB |
「Conoha WING」と「ロリポップ!」に関しては、詳細は非公開になっているようで、情報を見つけることができませんでした。
ただ、「ミックスホスト」や「カラフルボックス」と比べると、コア数・メモリに関してはより高性能なCPUを搭載しているようですね。
他にも高速・安定している理由
エックスサーバーの高速・安定の理由は、他にもあります。
その中でも、主な理由がこの3つです。
・WEBサーバーにnginxを採用
・高速化設定機能
オールNVMe対応
エックスサーバーでは、ストレージ環境に「オールNVMe」を採用しています。
従来の「オールSSD」や「ピュアSSD」という構成よりも高速な環境です。
NVMeとは、SSDの為に開発された通信規格になります。
その為、NVMeを採用した「NVMe SSD」は、従来のSSDよりもさらに高いパフォーマンスを期待することができます。
詳しくは、こちらのページをチェックしてみましょう。
WEBサーバーにnginxを採用
エックスサーバーでは、WEBサーバーにnginx(エンジンエックス)を採用しています。
nginxは、以前主流だったApacheよりも高速で、同時処理に強いと言われています。
その為、複数ユーザーが同時にアクセスしている場合でも、安定した表示速度での運用が可能になります。
高速化設定機能
エックスサーバーでは、WEBサイトを高速化する為の機能も充実しています。
必要に応じて機能を有効化することで、WEBサイトの高速化を図ることができます。
高速化設定の詳細は、こちらのページでチェックしてみましょう。
最後に
今回は、人気レンタルサーバー「エックスサーバー」が採用しているCPUについてまとめました。
エックスサーバーでは、AMD社が開発する第3世代の「EPYC(エピック)」を採用しています。
EPYCは、サーバー向けの高性能なCPUになり、より安定して高速なサーバーの提供が可能になっています。
「AMD EPYC」を採用している高性能なレンタルサーバーを利用したい方は、エックスサーバーをチェックしてみましょう。